かりゆしウェアとは?沖縄発の快適ファッションを徹底解説
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こんにちは。
かりゆしウェア専門店 スタッフ キンジョウ ケイスケ です。
アロハシャツは、知っていてもかりゆしウェアのことは知らない。
初めて聞いた方もいるかと思います。
そこで、今回は沖縄で生まれたかりゆしウェアについてお話ししていきたいと思います。
目次
かりゆしウェアの基本を知る
かりゆしウェアは知っているが、アロハシャツとの違いがわからないという方は多いかと思います。
実際、地元の方でもかりゆしウェアとアロハシャツの違いがわからないという方は多いと思います。
というのもどちらもデザインがトロピカルで似ているので区別がなかなかつきません。
両方ともそんなに違いがないのですがかりゆしウェアはアロハシャツと区別する定義が存在します。
かりゆしウェアに興味を持っている方にかりゆしウェアについて詳しくお話ししていけたらと思います。
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かりゆしウェアとは何か?
かりゆしウェアとは、沖縄県衣類縫製品工業組合により
「沖縄県産であること。」 「沖縄らしいデザインであること。」
と定義された衣類です。
かりゆしとは、「めでたいこと」「縁起の良いこと」という意味です。
沖縄では、フォーマルな服装としてビジネスウェアやウェディングなど正装として着用が認められています。
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沖縄発のファッションアイテムかりゆしウェアの特徴
かりゆしウェアの大きな特徴は、沖縄の暑い夏を快適に過ごす為に、程よくゆとりがあるシルエットの作りで襟は、開放的な開襟。
モチーフは、ハイビスカスや沖縄を感じさせるデザインが特徴的です。
かりゆしウェアの見分け方
写真:青色のタグが『かりゆしタグ』
かりゆしウェアには、アロハシャツと区別するために定義があります。
沖縄県で作られたもの
沖縄が関係するデザインが含まれていること。
条件をクリアした商品がかりゆしウェアとして認められます。
かりゆしウェアとして認められた商品には、かりゆしタグが付いています。
写真(沖縄県産かりゆしウェア)と記載された通称『かりゆしタグ』が付いています。
「かりゆしウェア」は、沖縄県衣類縫製品工業組合により商標登録(商標登録「かりゆし」、登録第4478571号)されています。
かりゆしウェアの歴史と文化的背景
1970年ごろまだ沖縄が本土復帰したばかりの時代
ようやく本土と沖縄を行き来するのが自由になり、本土から沖縄に訪れる方が増えてきました。
これからの沖縄の観光を盛り上げる為に当時、社団法人沖縄県観光連盟会長の故・宮里定三氏が発案されたのが”おきなわシャツ”だったのです。
宮里定三氏がハワイに視察研修に行った際に、ハワイのアロハシャツ参考に”おきなわシャツ”を作りました。
当時は、おきなわシャツが高価だった為、普及するまでに至りませんでした。
おきなわシャツからかりゆしウェアに変わり、かりゆしウェアが普及しました。
2000年デザインの限定を緩和することで、名称を「かりゆしウェア」に統一し、
同年に開かれた九州・沖縄サミット
各国首脳がかりゆしウェアを着用したことによって急速に普及が広がっていきました。
その後、徐々にかりゆしウェアは製造枚数を増やしていき、クールビズも追い風になりさらに普及していきました。
かりゆしウェアの素材とデザイン
かりゆしウェアは沖縄の豊かな自然と文化からインスピレーションを受けたアイテムで、その素材選びとデザインには特別な意味が込められています。ここでは、かりゆしウェアの素材とデザインに焦点を当てて詳しく解説します。
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かりゆしウェアに綿が選ばれる理由
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かりゆしウェアには、その着心地の良さと機能性を高めるために、綿が広く使用されています。
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綿は天然繊維であり、多くの優れた特性を持つことから、沖縄の温暖な気候にぴったりの素材です。
快適に過ごせる吸湿性と速乾性
綿は汗や水分を素早く吸収し、それを迅速に蒸発させる能力があります。この吸湿性と速乾性により、蒸し暑い日でも肌にまとわりつく感じが少なく、快適に過ごせます。かりゆしウェアを着用することで、湿度の高い沖縄でも爽やかな着心地を保つことが可能です。
通気性が高く、オールシーズン快適
綿の風通しの良さは、通気性に優れていることからも説明できます。
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肌触りが良く、空気を多く含むことで肌との間に適度な空間を作り出し、暑い時期でも涼しく、寒い時期には体温を逃がしにくいため、オールシーズン快適に着用することができます。
水に濡れても強く、耐久性に富む
洗濯することで綿はさらに強度を増します。このため、綿製のかりゆしウェアは頻繁に洗濯することが可能で、使用頻度が高いビジネスウェアとしても適しています。
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洗濯による傷みが少なく、長く愛用できるのも大きなメリットです。
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